モンスター・プレイ

モンスタープレイはオリジナルの怪物の軍団を結成して冥王サウロンに加担し、指輪戦争を戦うことができるモードです。
ホビットを叩きのめすどう猛なウルクや、のんきな獲物を襲うワーグとなって、プレイヤーはアングマールとその主人、闇の魔王のしもべとなり、北の大地を徘徊します。
モンスタープレイでは、アングマールの影を追い払おうとする自由の民(他のプレイヤーとNPC が操作します)と戦いながら、悪の先兵としての人生を体験することができます。
エテン高地一帯は闇の勢力との戦場であり、プレイヤーが怪物側と英雄側に分かれて対戦できる唯一の場所でもあります。
エテン高地から戦いの火が消えることはありません。

導入情報

モンスターになるには

怪物でプレイするという行為には、独特の魅力と興奮があります。モンスター・キャラクターは、キャラクターが「英雄」レベルに達すると、作れるようになります。
英雄とは、レベル10 に到達した基本キャラクター(エルフ、ドワーフ、人間、ホビット)の総称です。

プレイヤーが普段使用するキャラクターが英雄になると、最初のモンスターを作ることができるようになります。
まずは、キャラクター選択画面に戻りましょう。

キャラクター選択画面で「モンスタープレイ」ボタンをクリックすると、モンスターの選択画面に進みます。
与えられたクラスから好きなモンスターを選び、「プレイ」ボタンをクリックすると、エテン高地に入ることができます。
モンスタープレイを終了するには、<Esc> を押してから、「ログアウト」をクリックしてください。
プレイヤーの作成したモンスターが再び冥王のしもべとなるそのときまで、保存され、プレイヤーはキャラクター選択画面に戻ります。

モンスターを作成する

激しい戦いこそ、怪物の生きがいです。
外見を細かくカスタムすることはできませんが、どの怪物にも個別の種族、特徴、容姿、装備、スキル、能力が備わっています。
使用できる怪物は6種類で、モンスタープレイ/モンスタープレイのキャラクターのページに詳しく記載されています。

プレイしたい怪物を選んで名前をつけたら、怪物としての人生の始まりです。
それまでプレイしていた英雄キャラクターはログオフされ、怪物となったあなたはエテン高地へと移動します。

警告:エテン高地では、プレイヤーは本物の怪物となります。だれもが血眼になってたたきのめそうとする悪鬼となり、サウロンの名のもとに悪行のかぎりを尽くします。自由の民はそんなプレイヤーを容赦なく狩りたてます。
心臓の弱いプレイヤーにはお奨めできません!

エテン高地での戦い

エテン高地はきわめて危険な指輪戦争の激戦地で、自由の民が何世紀にもわたってアングマールの影と戦ってきた荒野です。
危険に満ちたこの高地は裂け谷の北にあり、フォルノストの戦いで敗れたアングマールの魔王が落ちのびた地でもあります。

エテン高地には人間の古代文明の残骸があちこちに転がっています。
これらの廃墟は戦略の要地で、怪物と英雄のどちらかが占領できます。
また、アラドールの果てにほど近い極寒の北部には豊かな鉱脈があり、ヒスラドの南の森には貯木場もあります。

怪物と英雄はいずれも安全な場所からスタートします。ここでは道具を買いそろえ、壊れたアイテムを修理し、クエストを受け、スキルを磨き、特性を装備することができます。
モンスター側のスタート地点はエテン高地の北西のはずれにある砦、グラムズフットで、英雄の開始地点は壮麗なる砦、グラン・ブレイグです。
これらの場所は敵に襲われることがないため、プレイヤーは道具を買いそろえ、アイテムを修理し、クエストを受け、吟遊詩人に依頼をし、きたるべき戦いに備えてメンバーを募ることができます。

通常、開始地点付近は比較的安全ですが、エテン高地では例外といえます。
壮大な戦い絵巻が繰り広げられるこの土地では、アングマールの暗黒軍や自由の民だけでなく、友好的な怪物や攻撃的な怪物がうろついています。

  • 大鷲や熊は自由の民と友好を結ぶことができ、北方よりの猛威と戦うための力となってくれます。
  • ワーグや蜘蛛の群れは冥王サウロンの手足となって、牙をとぎながら林野や荒地で息をひそめています。

その他の生き物はどちらの側にもつかず、モンスターと英雄の双方にとって脅威となります。エテン高地での戦いに終わりはありません。

英雄として戦う

中つ国の自由の民もまた、危険なエテン高地にもっとも勇猛な戦士を送り込みます。
プレイヤーはキャラクターがレベル40に到達すると、勇者をこの荒野に連れていくことができるようになります(たとえ腕に自信があっても、この地に単独で立ち入らないでください。装備の整ったフェローシップの一員として挑むことをお奨めします)。
エテン高地での戦に参戦するには、エテン高地へ案内してくれる馬屋の主人に会わなければなりません。
裂け谷のような大きな街で会えるでしょう。

モンスタープレイでの会話

怪物も通常のキャラクターと同様にチャット機能を使えますが、モンスター・キャラクターに適用されないチャンネルは使用できません。
また、怪物と英雄がお互いにチャットすることはできません。

用語の説明

宿命点

基礎知識/宿命点を参照

悪名と名声

エテン高地は、英雄側と怪物側に分かれて、アクション満載のプレイヤー対プレイヤー(PvP やPK などと呼ばれます)対戦を堪能できる危険な土地です。どちらの側についても、敵を殲滅し、指導者の賛辞を受けることが目標となります。
この賛辞は、怪物側では悪名と呼ばれ、英雄側では名声と呼ばれます。
プレイヤーの現在の名声値は、キャラクタージャーナルの「戦歴」タブで確認することができます。

怪物の悪名:冥王サウロンの目的はただひとつ。一つの指輪を見つけて、中つ国を隷属させることです。魔王の忠実なるしもべとして、プレイヤーは、命がけの白兵戦で自由の民を叩き潰し、主人の支配力を強めるという務めを負います。

プレイヤーが戦いで英雄(他のプレイヤーが操作します)を倒すたびに、怪物の悪名が高まります(悪名は怪物にとっての経験値のようなものです)。悪名がたまっていくと、怪物は昇級し、強くなり、さらに高度なスキルや特性、消耗品を使用することができるようになります。モンスターの階級は15 段階に分かれており、独特の称号や階級章が与えられます。
最上位階級のモンスターは「暴君」と呼ばれます。

英雄の名声:フロド、ガンダルフの参加するフェローシップが東の裂け谷に旅立った今、残された英雄たちでエリアドールをアングマール軍から死守しなければなりません。プレイヤーに課せられた使命は、サウロンの魔手から若者や弱者を護ることなのです。

プレイヤーが戦いで怪物(他のプレイヤーが操作しているもの)を倒すたびに、英雄の名声が高まります。
名称はちがいますが、名声が意味するものは怪物の悪名と変わりません。
名声が高まれば、英雄の階級があがります。英雄の階級も15 段階に分かれており、独特の称号や階級章が与えられます。
最上位階級の英雄は「将軍長」と呼ばれます。

レーティング

怪物や英雄に与えられる総合評価が「レーティング」で、この数値は怪物対英雄の戦いでの活躍いかんで変動します。
増減する値は、プレイヤーの「レーティング」と相手の「レーティング」にもとづいて算出されます。

プレイヤーの「レーティング」は平均である1,000 からスタートし、上限は2,000となります。
プレイヤーよりも「レーティング」の高い相手を倒せば点数を獲得し、プレイヤーよりも「レーティング」の低い相手にやられると点数を失います。

「レーティング」が高まれば、勝利で得られる名声値も高まっていきます。優れた「レーティング」のプレイヤーは羨望の的ですが、それだけ敵に狙われることも多くなります。

栄誉:栄誉は「レーティング」を視覚的に表したもので、プレイヤーの自画像を囲む星の数で示されます。
「レーティング」を手にすることができるのは平均値を超える「レーティング」を持ったキャラクターのみであり、最高で5つの「栄誉の星」を授かることができます。

部族

モンスターの部族はプレイヤーのキンシップに似ています。
部族グループを作ると、エテン高地を堂々と移動でき、プレイヤーのキンシップが得る基本的恩恵と同様の機能を獲得できます。
例えば、部族間チャットや自分の種族に1000人メンバーを集められる能力などがそうです。
モンスターの部族には憲章が必要です。また、部族の維持には最低6人の蛆虫どもが必要です。
部族はプレイヤーのキンシップとは完全に独立しています。

拠点について

重要地点

エテン高地に点在する紛争地では、支配権をめぐる戦いが繰り広げられます。地図上の表示には、こうした地点が旗(赤い旗は怪物側、青い旗は英雄側)で表され、現在はどちらの側が占領しているのかわかります。こうした拠点には強力な敵キャラクターが配備されているため、大軍で攻め込むようにしましょう。目標となる拠点は3 種類あります。

滅びた砦
トル・アスカルネンはエテン高地中央に位置する大きな砦で、どちらの側にとっても戦略的に意義のある地点といえます。
滅びた塔
エテン高地には北西のルガザグ、南東のティリス・ラウという2つの滅びた塔があり、いずれかの側が占領できます。
資源
アイゼンディープの鉱脈は資源が豊かで、アラドールの果てにほど近い極寒の北部にあります。恐怖の森の貯木場はヒスラドのそばの南の森にあります。

その他の場所

いずれの側も撤退場所として砦を構えています。
砦は仲間と合流したり、クエストを受けたり、戦いに備えたりできる、比較的安全な場所です。NPCが多くリポップも早いので、敵にとって攻略は困難です。
怪物の砦は西のダール・ガザグ、英雄の砦は東のオスト・リングディアです。
再起点
エテン高地の再起点は他の場所とはちがい、敵か味方のどちらか一方しか利用できません。
再起点は滅びた塔であるルガザグとティリス・ラウと結び付けられているため、塔を占領した側が再起点の支配権を得ます。
支配権を持っている側の無敵NPCが守っているため、支配権を持っていない側が近づくと即死します。
ホットスポット(HS)
FPあるいはMPどちらかの側のNPCによって守られている旗で、占領可能な拠点の周辺に複数あります。
敵にホットスポットが占領されている時は、旗の下にしばらく立っていることで占領可能。占領すると味方のNPCが湧きます。
ホットスポットを占拠していると、近くの拠点において味方にバフが得られたり、敵にデバフが与えられたりします。
拠点名位置備考略称
グラムズフットグラムの階段(エテン高地北西)闇の陣営本拠地グラム、本拠。MP側の無敵NPCに守られている
ダール・ガザググラムの階段(エテン高地西)闇の陣営の砦(総指揮を倒しても陣営は変わらず)ガザク
グロスムアラドールの果て(エテン高地北東)闇の陣営(ゴブリン)の不動拠点(総指揮不在)
グラーン・ヴライグ寒い丘原(エテン高地南東)光の陣営本拠地グラン、本拠。FP側の無敵NPCに守られている
オスト・リングディア寒い丘原(エテン高地東)光の陣営の砦(総指揮を倒しても陣営は変わらず)オスト
ホアハロウヒスラド(エテン高地南西)光の陣営(ホビット)の不動拠点(総指揮不在)ホア、ホビ村
トル・アスカルネンホアデール(エテン高地中央)滅びた砦/総指揮を倒すことにより強奪可能TA、アスカル、ホア
アイゼン峡谷の鉱山(旧名:アイゼンディープ鉱山)アラドールの果て(エテン高地北)資源/総指揮を倒すことにより強奪可能アイゼン
恐怖の森の材木所(旧名:グリムウッドの材木所)ヒスラド(エテン高地南)資源/総指揮を倒すことにより強奪可能材木、グリム
ルガザググラムの階段(エテン高地西)滅びた塔/総指揮を倒すことにより強奪可能ルガ
ティリス・ラウ寒い丘原(エテン高地東)滅びた塔/総指揮を倒すことにより強奪可能TR、ティリス
エルフ・キャンプトル・アスカルネンの橋を越えて南西強奪不可能エルキャン
暴君・キャンプトル・アスカルネンの橋を越えて南西強奪不可能暴キャン